現在、ホワイトニングは色々な場所や、やり方で行われていますが、
当クリニックで行うホワイトニング剤には、
歯科医院でしか使用のできない『過酸化水素』という危険物第６類に分類される劇物が入った製品を主に使用しています。
 
本来の歯を白くするメカニズムは、薬剤が歯の中に浸透し、色素を分解する事で効果を発揮するといわれています。
過酸化水素は歯の表面のエナメル質から中の象牙質の表層まで浸透し着色を分解します。
つまり、『歯』そのものの色を白くする本物のホワイトニングは歯科でのみできる事になります。
 
しかし、美容業界においても『ホワイトニング』は行われています。
ここで使われているは『ポリリン酸』です。
これは色素分解酵素の一つで、食品添加物としての使用もあり、劇物では無いため、だれでも使用できます。
歯科で使用している過酸化水素とは違い、象牙質まで浸透せず、表層の色素のみ分解するため、
一般的にはその効果は少ないと考えられます。
ホワイトニング効果はあまり期待はできませんが、メリットとして手軽である事、痛みが生じにくい事や、再着色しにくい事があると思われます。
 
一方、歯科で行うホワイトニングは、過酸化水素を使用するため、ホワイトニング効果が得られやすいという反面、痛み（しみ）がでやすい、再着色しやすいと考えられています。
 
当クリニックでは、歯科医院のみで使用できる製品の中で、できるだけホワイトニング後の痛みをおさえた製品を使用しています。
 
また、両方の薬剤の特徴を組み合わせてのホワイトニングもおススメしています。